メディシンボールチェストパスのフォームイメージ
MED BALL CHEST PASS

メディシンボールチェストパス

胸(大胸筋) 難易度:初級 🏐 その他(メディシンボール・スレッド等)
Med Ball Chest Pass

メディシンボールを全力で壁に投げつける瞬発系種目。減速局面がないため、純粋なパワー発揮を鍛えられます。

メディシンボールチェストパスは、こう動かす

効く場所:大胸筋(あわせて働く:上腕三頭筋・三角筋)

外せない点:

  • 立ち位置
  • ボールの構え

やり方

構えをつくる

  1. 立ち位置:壁から2〜3m離れて、両足を肩幅程度に開いて立つ。目安:投げた球が壁に当たってはね返ってくる距離が確保できている。
  2. ボールの構え:ボールを胸の前、みぞおちの高さで両手で保持する。目安:肘が軽く曲がり、脇が締まりすぎていない。

押し出す・投げる

下半身の踏み込みと連動させながら、両腕でボールを胸の前から壁に向かって一気に押し出すように全力で投げる。腕を伸ばしきったところでボールを手放す。

呼吸:構えで軽く息を吸い、投げる瞬間に鋭く吐く

目安:減速せず最後まで加速し続けた状態でボールを手放せている

回数・重さの目安

  • パワー・瞬発力向上:5〜8回×3〜5セット 疲労するとスピードが落ちてパワー発揮の練習にならないため、セット間は完全に近い休息をとってください。
  • 筋肥大(補助的):8〜10回×3セット 主目的は筋肥大ではないため、ベンチプレスなど他のプレス系種目のウォームアップ・補助として位置づけるのが実用的です。
  • 引き締め・持久力:15〜20回×2〜3セット(休息短め) 短い休息で連続して行うとコンディショニング要素が強くなります。フォームが崩れる前に本数を切り上げてください。

安全とマナー

  • 周囲に人や物がない十分なスペースを確保してから行う
  • 跳ね返るボールに備え、常に手元に注意を向ける

よくある間違いと直し方

  • 腕だけで投げてしまい下半身が動いていない:踏み込みの力を伝えるため、軽く膝を使って下半身から連動させる意識を持つ
  • ボールが重すぎて投球スピードが遅い:3〜5kg程度の軽めのボールを選び、重さよりも「全力スピード」を優先する
  • キャッチの瞬間に手首や指を痛める:ボールが返ってきたら肘を軽く曲げて衝撃を吸収するように受け止める

痛みが出たときは

  • 手首が痛いとき:キャッチの瞬間に手首を反らしすぎないよう、肘を曲げて衝撃を吸収してください。痛みが続く場合は無理に継続せず、医療機関に相談してください。
  • 肩が痛いとき:投げる軌道が体の正面からずれていないか確認し、違和感がある場合はボールの重量を落とすか中止してください。

メディシンボールチェストパスとは

メディシンボールを胸の前から壁に向かって全力で投げつける、パワー系の胸トレーニング種目です。大胸筋・三頭筋・三角筋前部を主働筋に、押す動作の「速さ」を鍛えます。ゆっくり負荷をかけるベンチプレスとは異なり、減速局面のない全力投球でパワー発揮を高めるのが狙いです。

この種目で変わること

  • 押す動作の瞬発力(パワー)向上:全力で加速し続ける動作のため、通常のプレス種目とは異なる速筋の使い方が鍛えられます
  • 大胸筋・三頭筋への補助的な刺激:主目的はパワー発揮ですが、押す筋群にも一定の負荷がかかります
  • 投げる・押し出す動作パターンの習得:スポーツのパス動作やプッシュ動作への応用がしやすくなります

まだ難しいときは

物足りなくなったら

似た効果の種目

長所・短所

この種目ならではの強み

  • 減速する局面がなく全力を出せる:手からボールが離れる。押し切る直前に速度を落とす必要がない。
  • 下半身から腕への伝達を練習できる:脚で床を押す力を胸から先へつなぐ。投げる動作につながる。
  • 失敗しても危険が小さい:重量を支える局面がない。力尽きても潰れる形にならない。

弱みと、その付き合い方

  • 壁とボールが要る:投げつけられる壁と弾まないボールが必要。家庭では実施しにくい。
    こう付き合う:環境がなければプライオプッシュアップで押す速さを練習する。
  • 重すぎると速度が出ず意味が薄れる:重いボールを選ぶと投げる速さが落ち、狙いのパワー練習にならない。速く投げられる重さを選ぶ。
  • 胸を大きくする種目ではない:扱う負荷が軽いので、筋量づくりはプレス系に任せる。

ひとことで:全力を出しやすい形。速く投げられる重さを選ぶ。

よくある質問

毎日やっても大丈夫ですか?
瞬発系種目のため、質の高い動作を保てる範囲であれば頻度を上げやすいですが、疲労で投球スピードが落ちる場合は他の日に回すことをおすすめします。
ボールの重さの目安は?
全力でスピードを出せる3〜5kg程度の軽めのボールが基本です。重くしすぎるとゆっくりした動作になり、狙いのパワー発揮とは違う刺激になってしまいます。
一人でもできますか?
壁があれば一人で行なえます。跳ね返りをキャッチする動作も含まれるため、壁の材質や周囲のスペースを確認してから行ってください。
女性や初心者でも問題ないですか?
軽いボールを使えば初心者にも取り組みやすい種目です。フォームに慣れるまでは軽めの重量から始めてください。

鍛えられる筋肉

主働筋: 大胸筋

協働筋: 上腕三頭筋三角筋