インクラインダンベルフライのフォームイメージ
INCLINE DUMBBELL FLY

インクラインダンベルフライ

胸(大胸筋) 難易度:初級 💪 ダンベル
Incline Dumbbell Fly
💪 ダンベル 難易度:初級

インクラインベンチで行うフライ種目。大胸筋上部を狙って弧を描くように腕を開閉し、上部胸筋のボリュームを高めます。

インクラインダンベルフライは、こう動かす

効く場所:大胸筋(あわせて働く:三角筋)

外せない点:

  • ベンチ角度
  • ダンベルの構え
  • 肩甲骨

やり方

構えをつくる

  1. ベンチ角度:30度程度に設定する。目安:角度が高すぎず、動作中に肩へ負荷が逃げていない。
  2. ダンベルの構え:胸の上でダンベルを合わせ、肘を軽く曲げた状態を保つ。目安:手のひらが向かい合い、肘の角度が動作を通してほぼ一定。
  3. 肩甲骨:ベンチに背中をつけたまま肩甲骨を軽く寄せる。目安:肩がすくんでいない。

開く・閉じる

肘の角度を保ったまま、弧を描くように腕を左右に開いて大胸筋をストレッチさせます。ストレッチを感じたら、同じ弧を描くように胸を締める意識で腕を閉じます。

呼吸:開きながら吸い、閉じながら吐く

目安:肘の角度が動作中に大きく変わらず、肩がすくんでいない

回数・重さの目安

  • 筋肥大:10〜15回×3セット 単関節種目のため高重量よりストレッチとフィニッシュの収縮を優先し、コントロールできる重量で行いましょう。
  • 筋力向上:該当なし(フライ系は主に筋肥大・引き締め目的で使用) 肩関節への負担が大きくなるため、この種目で高重量の筋力向上を狙うのは推奨されません。プレス系種目を優先してください。
  • 引き締め・持久力:15〜20回×2〜3セット 軽めの重量で開閉の可動域を大きく取り、大胸筋上部の意識を高めましょう。

安全とマナー

  • 可動域を広げすぎて肩を痛めないよう、無理のない範囲で開く
  • 重量よりフォームを優先する

よくある間違いと直し方

  • 肘が動作中に伸びきったり曲がりすぎたりする:肘の角度を最初に決めたら、動作中はその角度をできるだけ保つ意識を持つ
  • 開きすぎて肩に負担がかかる:可動域を狭め、肩に張りを感じる手前で切り返す
  • 重量が重すぎて肩がすくむ:重量を落とし、肩甲骨を寄せた姿勢を保てる範囲で行う

痛みが出たときは

  • 肩(特に前面)が痛いとき:開く可動域が広すぎることが原因のことが多いです。可動域を狭くし、重量を下げても痛みが続く場合は医療機関に相談してください。
  • 肘が痛いとき:肘を伸ばしきって行っていないか確認し、軽く曲げた角度を保ちましょう。

インクラインダンベルフライとは

インクラインダンベルフライは、傾斜をつけたベンチで両腕を弧を描くように開閉する種目です。大胸筋、特に上部を主働筋とする単関節種目で、大きな可動域で胸をストレッチ・収縮させることで上部胸筋のボリュームを高めます。

この種目で変わること

  • 大胸筋上部を中心としたストレッチ刺激
  • 大胸筋の収縮局面(胸を締める感覚)の強化
  • プレス系種目とは異なる角度からの上部胸筋の発達

まだ難しいときは

物足りなくなったら

似た効果の種目

長所・短所

この種目ならではの強み

  • 胸の上部を伸ばしながら狙える:傾斜をつけたフライ。フラットのフライでは届きにくい範囲に入る。
  • プレス系の後の仕上げに向く:単関節で三頭筋に逃げない。上部のプレスの後に重ねやすい。
  • 開く深さを自分で決められる:軌道が固定されないので、開く深さを肩と相談して選べる。

弱みと、その付き合い方

  • 開きすぎると肩の前側に負担が来る:傾斜がつくぶん肩が伸ばされやすく、深く開くほど負担が増える。胸の高さで折り返す。
  • 重くすると肩がすくむ:重量を上げるほど支えきれず、肩を上げて代償する。軽い重量で肩を下げたまま。
  • 上部の筋量づくりには不足する:単関節で扱える重量が小さい。
    こう付き合う:中心はインクラインベンチプレスで作る。

ひとことで:上部の仕上げ役。開く深さは肩と相談する。

よくある質問

インクラインダンベルプレスと何が違いますか?
プレスは肘を伸ばす力(三頭筋・三角筋)も大きく使う複合種目ですが、フライは肘の角度をほぼ固定した単関節種目で、大胸筋への刺激をより集中させやすいのが特徴です。
何回・何セットが目安ですか?
筋肥大目的なら10〜15回×3セット程度が一般的な目安です。単関節種目のため、プレス系種目より軽い重量・高回数で行うのが一般的です。
肩が痛くなるのですが大丈夫ですか?
腕を大きく開きすぎることが原因のことが多いです。可動域を狭めても痛みが続く場合は、無理をせず医療機関に相談することをおすすめします。
女性でも取り組んでよい種目ですか?
性別を問わず取り組める種目です。軽い重量から始め、胸のストレッチと収縮の感覚を掴むことを優先しましょう。

鍛えられる筋肉

主働筋: 大胸筋

協働筋: 三角筋