PLANK
プランク
体幹(腹直筋)
難易度:初級
🤸 自重
プランクは、こう動かす
効く場所:腹直筋(あわせて働く:腹斜筋・脊柱起立筋・三角筋)
外せない点:
- 肘の位置
- 体の線
- 呼吸
やり方
肘の位置:肩の真下。前に出すと支えが楽になり、腹への負荷が減ります。
体の線:頭・背中・お尻・踵が一直線。横から動画を撮ると、ずれがすぐ分かります。
呼吸:止めません。浅くてよいので吸って吐き続けます。息を止めると血圧が上がります。
保てる時間によって、次にやることが変わります。
| 保てる時間 | 次にやること |
|---|---|
| 20秒未満 | 膝をついた形に落とし、そこで30秒を目指す |
| 20〜60秒 | この形のまま、セット数を増やす |
| 60秒以上 | 秒数を伸ばさず、自分から力を入れて負荷を上げる |
| 3分以上 | 片手・片脚を浮かせる、または重りを背中に載せる |
60秒を超えて余裕があるなら、肘とつま先で床を互いに引き寄せる/みぞおちを軽く丸めて腰の反りを消す/お尻を締めたまま保つ。この3つを足すと負荷が跳ね上がり、15〜20秒で限界が来ます。
プランクとは
肘とつま先で体を支え、頭から踵までを一直線に保ったまま静止する。動かさないことが動作です。これがプランクで、体幹を鍛える種目として使われます。
器具も場所も要らず、動きがないぶん関節への負担も小さくなります。腹の前面に加えて、姿勢を保つ背中とお尻も同時に働きます。
「何分できるか」で語られがちですが、長く保つほど良いわけではありません。目安になるのは、正しい形を保てる時間そのものです。腰が落ちはじめた瞬間が終わりで、そこから先は崩れた姿勢を保つ練習になります。
長く保てるようになったら、時間を伸ばす以外の道があります。片手や片脚を浮かせて支点を減らす、背中に重りを載せる、自分から全身を締める。どれも同じ秒数で負荷だけを上げられます。
長所・短所
この種目ならではの強み
- 器具も動作の習得もなく今すぐできる:床さえあれば成立する。動きを覚える必要がないので、初日から形になる。
- 腰を動かさずに腹筋を鍛えられる:上体を丸める動作がない。クランチで腰や首が気になる人でも取り組める。
- 他の種目の姿勢が安定する:体幹を締める感覚が身につく。スクワットや腕立て伏せで姿勢が崩れにくくなる。
弱みと、その付き合い方
- 長くできても強くなるとは限らない:時間を伸ばしても負荷は上がらず、持久力寄りの刺激に偏る。腰が落ちずに保てるようになったらサイドプランクなど別の型へ。
- 腰が落ちると効果が薄れる:腰が下がった姿勢は腹筋の関与が減り、負担だけが腰に残る。落ちたら時間内でも終了。
- 腹筋を「動かす」練習にはならない:静止したまま支える種目なので、上体を丸めたり脚を上げたりする力は別の種目で鍛える。
こう付き合う:動きのあるクランチやレッグレイズと組み合わせる。
ひとことで:姿勢が崩れた時点で終了。時間は競わない。
よくある質問
- 腰が落ちる/お尻が上がるのは、どちらも同じですか?
- 崩れ方で意味が違います。腰が落ちるのは腹の力が切れた合図で、そこで終えます。お尻が高く上がるのは腹を使わずに済む逃げ方で、楽になりますが効きません。
- 効いている感じがしません。
- ただ形を保つだけだと、腕や肩が先に疲れて腹に来ません。自分から力を入れる3つ(床を引き寄せる・みぞおちを丸める・お尻を締める)を足すと、これまでより短い時間で限界が来ます。
- 腰が痛みます。
- お尻が落ちている可能性が高い状態です。体の線を作り直しても痛むなら、その日は中止してください。
- 何秒・何セットが目安ですか?
- 形を保てる時間で30〜60秒を3セットあたりから。何秒できれば十分、という基準はありません。崩れる前に終えてセット数を増やすほうが積み上がります。
- サイドプランクも組んだほうがいいですか?
- うつ伏せの形は腹の前面が中心です。体をひねる力や、横に倒れない力は横向きの形が担当します。腰まわりを一周させたいなら、左右を同じ時間ずつ組み合わせます。