REVERSE-GRIP BARBELL ROW
リバースグリップベントオーバーロウ
背中(広背筋)
難易度:中級
🏋️ バーベル(オリンピックバー)
Reverse-grip Barbell Row
逆手で握るベントオーバーロウ。広背筋下部と上腕二頭筋の関与が増え、厚みのある下背部を作ります。
リバースグリップベントオーバーロウは、こう動かす
効く場所:広背筋・上腕二頭筋(あわせて働く:僧帽筋・脊柱起立筋)
外せない点:
- グリップ
- 前傾角度
- 膝
やり方
構えをつくる
- グリップ:肩幅かそれよりやや狭い幅で、手のひらが自分の顔側(体の前)を向く逆手でバーを握る。目安:手のひらが前を向いた状態で握れている。
- 前傾角度:股関節から前傾し、上体を45度程度前に倒す。目安:背中が丸まらずまっすぐに保てている。
- 膝:膝を軽く曲げて安定させる。目安:前傾姿勢でぐらつかない。
引き上げる・戻す
肘を体に沿わせながら、バーをへそに向かって引き上げます。トップで肩甲骨を軽く寄せ、コントロールしながら腕を伸ばしきる位置まで戻します。
呼吸:引き上げながら吐き、戻しながら吸う
目安:上体の前傾角度が動作中ぶれず、反動で上体を起こしていない
回数・重さの目安
- 筋肥大:8〜12回×3〜4セット 「10回できて、まだ2〜3回余裕がある」程度の重量を目安に。二頭筋だけで引かず、肘を後方に引く意識を持ちましょう。
- 筋力向上:5〜8回×3〜4セット 前傾姿勢を保てる重量に留め、腰が丸まる兆候が出たら重量を下げてください。
- 引き締め・持久力:15回前後×2〜3セット 軽めの重量でフォームを丁寧に行いましょう。
安全とマナー
- 前傾姿勢を保てなくなる重量では行わない。腰に不安がある場合は無理をせず軌道が固定されたロウ種目に切り替える
よくある間違いと直し方
- 二頭筋だけで引いてしまい背中に効いた感じがしない:肘を後方に引く意識を持ち、バーを引き寄せた最終局面で肩甲骨を寄せる
- 反動で上体を起こしながら引く:前傾角度を固定できる重量まで落とし、体幹で姿勢を保つ
- 腰が丸まる:股関節からの前傾を意識し、背中をまっすぐ保てる重量に調整する
痛みが出たときは
- 腰が痛いとき:前傾姿勢の角度と背中の丸まりを見直し、腹圧を入れて体幹を安定させてください。痛みが続く場合は重量を落とし、改善しなければ医療機関に相談しましょう。
- 肘・前腕が痛いとき:逆手グリップは前腕や肘への負担が増えやすいグリップです。違和感が続く場合は順手のベントオーバーロウに切り替えることも検討してください。
リバースグリップベントオーバーロウとは
逆手(手のひらを前に向けたアンダーグリップ)で行うベントオーバーロウです。通常の順手ロウに比べ上腕二頭筋の関与が増え、広背筋下部にも相対的に強い刺激が入るとされる種目です。
この種目で変わること
- 広背筋下部・上腕二頭筋への相対的に強い刺激(通常の順手ロウとの刺激バリエーション)
- 背中の厚みづくりに寄与
- 前傾姿勢の保持を通じた体幹・脊柱起立筋の補助的な強化
まだ難しいときは
物足りなくなったら
似た効果の種目
長所・短所
この種目ならではの強み
- 逆手のぶん重い重量を引ける:上腕二頭筋が強く助ける。順手のベントオーバーロウより数字が伸びやすいとされる。
- 肘を体に近く引く軌道になる:肘が体側を通る。腕を横に開く順手より広背筋が働きやすいとされる。
- 順手で握力が持たない人の選択肢になる:逆手のほうがバーを保持しやすい。握力が先に切れる問題を避けられる。
弱みと、その付き合い方
- 腕が先に疲れて背中に届かない:上腕二頭筋の関与が大きいので、腕が限界を迎えてセットが終わる。腕の日と重ねない。
- 肘の内側に負担が出やすい:逆手で高重量を引くため、肘の周辺に違和感が出る人がいるとされる。手幅を肩幅程度に収める。
- 前傾を保つ負担は順手と変わらない:握り方が変わっても腰で支える姿勢は同じ。
こう付き合う:腰が不安な日はチェストサポートダンベルローに替える。
ひとことで:数字が出る握り方。腕の疲れ具合と相談して組む。
よくある質問
- 通常のベントオーバーロウとの違いは何ですか?
- 握りを逆手にすることで上腕二頭筋の関与が増え、広背筋下部にも相対的に強い刺激が入るとされています。ただし完全に分離して鍛えられるわけではなく、刺激の比重が変わる程度と捉えてください。
- 何回・何セットが目安ですか?
- 筋肥大目的なら8〜12回×3〜4セット程度が一般的な目安です。
- 腰が心配なのですが行っても大丈夫ですか?
- 前傾姿勢を伴う種目のため腰への負担が生じやすく、フォームが重要です。不安がある場合はシーテッドロウなど軌道が固定された種目から始めることをおすすめします。
- 女性でも取り組んでよい種目ですか?
- 性別を問わず取り組める種目です。軽い重量から始め、前傾姿勢に慣れてから重量を上げていくとよいでしょう。