ルーマニアンデッドリフトのフォームイメージ
ROMANIAN DEADLIFT

ルーマニアンデッドリフト

脚(ハムストリングス) 難易度:中級 🏋️ バーベル(オリンピックバー)
Romanian Deadlift

膝を軽く曲げたまま股関節の曲げ伸ばしで行うデッドリフト。ハムストリングスと臀筋をストレッチしながら鍛えます。

ルーマニアンデッドリフトは、こう動かす

効く場所:ハムストリングス・大臀筋(あわせて働く:脊柱起立筋・前腕筋群)

動かす範囲:反らずに立ち切る 〜 腰が丸まる手前まで

外せない点:

  • お尻を後ろへ
  • バーの位置
  • 膝は固定
  • 終点の決め方

やり方

お尻を後ろへ:上体を前に倒すのではなく、お尻を後ろの壁へ向けて突き出します。結果として上体が倒れる、という順番です。

バーの位置:脚に触れるくらい近くを通します。太ももを撫でるように下ろすと、腰に負担が乗りません。背中に力を入れてバーを脚へ押しつけ続けると、離れにくくなります。

膝は固定:軽く曲げた状態を保ち、動作中に大きく曲げ伸ばししません。膝が深く曲がると太ももの裏が伸ばされず、張力が抜けます。

終点の決め方:床までではありません。太ももの裏が突っ張り、これ以上下ろすと背中が丸まる、という一歩手前。そこが自分の下限です。

戻すときはお尻を前へ押し出して立ちます。腰を反らせて起き上がると、腰で持ち上げる形になります。

体の柔らかさで下限の位置は変わります。膝下まで届かなくても、背中がまっすぐなら効いています。逆に床まで届いても、背中が丸まっていれば腰の種目に変わっています。

ルーマニアンデッドリフトとは

立った状態からバーベルを太ももに沿って下ろし、また立ち上がる。膝はほぼ固定したままで、床には置きません。これがルーマニアンデッドリフトです。

狙うのは太ももの裏(ハムストリング)とお尻です。通常のデッドリフトとの違いは、始める位置と膝の使い方の2点だけで、そこを押さえれば形は身につきます。

床に置かないので、1回ごとに張力が抜けません。そのぶん狙った場所に効き続ける代わり、姿勢を保つ力が切れると背中が丸まりやすくなります。

扱う重量は通常のデッドリフトより軽くなります。同じ重さで組むと、太ももの裏が耐える前に姿勢のほうが崩れます。重量ではなく回数(10〜12回)で組み立てる種目です。

長所・短所

この種目ならではの強み

  • 太もも裏とお尻を伸ばしながら鍛えられる:膝を軽く曲げた角度のまま股関節から折るので、ハムストリングスが伸びる局面に負荷が乗る。
  • デッドリフトより扱う総重量を抑えられる:床から引き上げずに済むので、扱う重量も腰への総負荷も小さくなる。
  • スクワットやデッドリフトに効いてくる:股関節から折るヒンジ動作の練習になる。他の種目の背中の形づくりに直結する。

弱みと、その付き合い方

  • 膝を深く曲げると別の種目になる:膝が大きく曲がるとハムストリングスの伸びが消え、通常のデッドリフトに近づく。角度は変えずに保つ。
  • 柔軟性が足りないと背中が丸まる:ハムストリングスが硬いと、下ろす途中から腰が丸まる。丸まる手前で折り返す。
  • 効いている感覚をつかみにくい:動作の見た目が小さく、初めは腰だけが疲れて終わることがある。
    こう付き合う:軽い重量で伸びを覚えるならダンベルルーマニアンデッドリフトから入る。

ひとことで:太もも裏が張るところまで。その先は腰が丸まる。

よくある質問

太ももの裏に効かず、腰やお尻ばかりに来ます。
膝が一緒に曲がっている可能性があります。何も持たずに壁の前に立ち、お尻を後ろへ突き出して壁に触れさせてみてください。膝を固定したまま触れられたら、動きは合っています。
背中が丸まってしまいます。
上体を前に倒し続けるため、姿勢を保つ力が切れると丸まります。丸まると、お尻と太ももの裏から腰へ負荷が移ります。丸まった回が出たら、そのセットで終えてください。
デッドリフトと同じ日に組めますか?
両方を全力で行うと腰が二重に疲れます。組むなら片方は軽めにとどめます。
通常のデッドリフトと、どこが違いますか?
始める位置は「立った状態から下ろす」に対して「床に置いたバーを引く」。膝は「ほぼ固定」に対して「しっかり曲げてから伸ばす」。下ろす深さは「太ももの裏が突っ張るところまで」に対して「1回ごとに床へ戻す」。扱う重量はルーマニアンのほうが軽くなります。
何回・何セットが目安ですか?
10〜12回を3セットあたり。あと2〜3回は立てる余力を残し、全セットで上限までこなせて背中もまっすぐだった日に、少しだけ足します。

鍛えられる筋肉

主働筋: ハムストリングス大臀筋

協働筋: 脊柱起立筋前腕筋群