スレッドプッシュのフォームイメージ
SLED PUSH

スレッドプッシュ

全身(大腿四頭筋) 難易度:初級 🏐 その他(メディシンボール・スレッド等)
Sled Push

ウェイトを積んだソリを全力で押す種目。エキセントリック局面がなく筋肉痛が少ないまま、加速力を強化できます。

スレッドプッシュは、こう動かす

効く場所:大腿四頭筋・大臀筋(あわせて働く:下腿三頭筋・腹直筋・三角筋)

外せない点:

  • 姿勢
  • 体幹

やり方

構えをつくる

  1. 姿勢:スレッドのハンドルを握り、腕を伸ばして固定したまま上体を前傾させる。目安:背中がまっすぐで、腰が丸まったり反ったりしていない。
  2. 体幹:押し始める前に体幹を固める。目安:押している間も上体の前傾角度が保たれている。

押し進める

腕は伸ばして固定したまま、脚で地面を押すようにしてソリを前進させる。歩幅は普段の歩行よりやや小さめにし、地面を強く蹴る。

呼吸:一定のリズムで呼吸を続ける。息を止めない

目安:腕でこいでいるのではなく、脚の踏み込みでソリが進んでいる

回数・重さの目安

  • 筋力・加速力向上:10〜20m×4〜6本、重めの負荷 重量を積んで歩く速度で押すと下半身の筋力向上に効果的です。本数の間はしっかり休息を取ってください。
  • 筋肥大(下半身・補助的):15〜20m×5〜6本、中程度の負荷 筋肉痛が出にくい種目のため、他のスクワット系種目に上乗せする形での追い込みにも使いやすいです。
  • 引き締め・持久力(コンディショニング):20〜30m×6〜8本、軽めの負荷で速く 軽い負荷でスピードを出して押すと心肺機能への負荷が高まります。

安全とマナー

  • 周囲に人や障害物がない広いスペースを確保する
  • 床材がスレッドに適しているかジムのスタッフに確認する

よくある間違いと直し方

  • 腕でハンドルをこいでしまう:腕は伸ばして固定し、推進力は脚の踏み込みだけで生み出す
  • 前傾角度が浅く、上体が起き上がってしまう:重量に負けない範囲で前傾を保つ。起き上がる場合は重量を下げる
  • 歩幅が大きすぎてつま先立ちのような接地になる:普段の歩行よりやや小さめの歩幅で、足裏全体でしっかり地面を押す

痛みが出たときは

  • 腰が痛いとき:前傾姿勢を保てず腰が丸まると腰への負担が増えます。重量を下げて姿勢を優先し、痛みがある場合は中止して医療機関に相談してください。
  • 肩が痛いとき:ハンドルを握る腕に力みが入りすぎている可能性があります。肩をすくめず、腕は軽く伸ばす程度に留めてください。

スレッドプッシュとは

重量を積んだソリ(スレッド)を前傾姿勢で押し進める全身種目です。着地の衝撃を伴うエキセントリック(伸張性)局面がないため、翌日の筋肉痛が出にくいまま、下半身の加速力・推進力を鍛えられます。

この種目で変わること

  • 下半身の加速力・推進力の向上:地面を強く押す感覚を養え、走る・跳ぶ動作の土台になります
  • 筋肉痛が出にくい高強度トレーニング:エキセントリック局面がないため、翌日への疲労の持ち越しが少ない種目です
  • 心肺機能への刺激:連続して押すことで心拍数が上がりやすく、コンディショニング効果も期待できます

まだ難しいときは

物足りなくなったら

似た効果の種目

長所・短所

この種目ならではの強み

  • 筋肉痛が出にくい:伸ばされながら力を出す局面がほとんどない。翌日に響きにくいとされる。
  • フォームの習得がほぼ要らない:押して進むだけ。技術の練習をせずに全力を出せる。
  • 加速の力を鍛えられる:前傾して地面を押す姿勢がスプリントの加速局面に近い。走りに直結する。

弱みと、その付き合い方

  • ソリと走路のある施設が要る:押せる距離と専用のソリが必要で、置いている施設は限られる。
    こう付き合う:無ければスプリント(坂道ダッシュ)で代える。
  • 腕で押してしまいやすい:上体が起きると腕だけで押すことになり、脚で地面を押す練習にならない。前傾を保つ。
  • 重量の記録を持ち出せない:ソリの重さや床の摩擦が場所ごとに違う。施設をまたいで比べられない。

ひとことで:翌日に残らない全力。前傾を保って脚で運ぶ。

よくある質問

自宅でできますか?
スレッド(ソリ)専用の器具とスペースが必要なため、自宅では代用が難しい種目です。近隣にファンクショナルトレーニング設備のあるジムがない場合は、スクワットやランジ、坂道ダッシュなど、下半身の筋力・加速力を鍛えられる他の種目で代替してください。
筋肉痛が出ないのはなぜですか?
着地や下ろす動作(エキセントリック局面)がなく、常に押し続ける動作のみのため、他の種目に比べて筋肉痛が起きにくい傾向があります。ただし疲労自体はしっかり蓄積します。
毎日やっても大丈夫ですか?
高強度な種目のため、他の下半身トレーニングと合わせて頻度を調整し、連日の追い込みは避けることをおすすめします。
女性でも取り組みやすいですか?
軽い重量から始めれば性別を問わず取り組みやすい種目です。前傾姿勢と体幹の固定を優先してください。

鍛えられる筋肉

主働筋: 大腿四頭筋大臀筋

協働筋: 下腿三頭筋腹直筋三角筋